一秒先の未来は

髙木担によるメモ書きです

「薔薇と白鳥」初日を経て


2018年5月27日、東京グローブ座

舞台「薔薇と白鳥」初日 観劇してきました。

観劇後の感想というか、もはや今抱えてるこの感情をとにかく記録として残しておきたいので、普段全くと言っていいほど活用できていないはてブロに書き殴ってみます。髙木担目線なので悪しからず。


※ネタバレという意図で書くつもりはないですが、感想の中で少し触れて?ます。絶対に何も見たくない方は自衛お願いします。


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「今はもうとにかく早く演りたいっていう気持ちが強い」

「自分なりに楽しんで演ろうと思いましたよ」

初日が始まる前のラジオ等の媒体で、緊張よりも楽しみな気持ちを表していた雄也さん。

すごいよなぁ。初の外部舞台、しかもW主演の1人としてステージに立つ日が迫っているのに、こうやって言えるの、めちゃくちゃかっこいい。

でもそうは言っても緊張はするもんだろうし、って考えてたんですよね。勝手に。(後々パンフレット読んだら、稽古が始まってから毎日眠れなかったこと、緊張していたことも語られていた)


そして迎えた今日、舞台初日。


本当の心の中なんてわからないけど、本当に楽しんで演ってるんだろうなって感じられたんですよね。むしろ、観客の方が緊張してたんじゃない?ってくらい。私自身、始まってから終わるまでずっと肩に力が入ってた気がするし。でもそれは全然悪い意味でも、「大丈夫かな」っていう心配からくるものでもなくって。きっと、これまで知らなかった姿を観て感じて、「私この人のファンなんだ…こんなに凄い人のファンなんだ…」って圧倒されたんだろうなって思うんですよね。

(先日髙木担として10周年を迎えたんですけど、)10年経ってもまだまだ知らないたくさんの魅力があって、それを新たに感じ続けられるって幸せだなぁって。応援できていることが本当に幸せだなぁって。そう感じたんだよなぁ。


これまでにドラマ等で雄也さんが演じている姿を見る機会は度々あったし、その中でも その人 としてそこに居るなぁって感じることは多々あったけど、いやもう全然違う。なんだろう。偉そうなこと言えないし言いたくないけど明らかに違う。

喜怒哀楽、いろんな感情の表出が為されている中で、私は特に"哀"の表現に引き込まれた。言葉と心の中の本当の思いがバラバラな状態を演じるのって難しいと思うんですよね。でもそれがわざとらしさもなくウィルの葛藤、心情としてそのまま伝わってきたというか。それでも考えが掴みきれなくて、真に近付けないもどかしさもあって。魅力的だった〜〜〜。


それからカーテンコールの時。

「どうも、ウィリアム・シェイクスピアです!」

「初日を迎えられて本当に幸せです。」

「薔薇と白鳥、どうでしたか?」(鳴り止まない拍手)「うわ~!もっかい泣きそう!笑」

スタンディングオベーションを受けながら客席を笑顔で見渡す姿が本当に!ほんっっっとうに!!かっこよかった!!!輝いてた!!!眩しかった!!!達成感、充足感、安心感…なんだろう。本人だけが感じられるものだからそれはわからないけれど。いろんな思いが溢れてるんだろうなって感じました。そんな姿を見ることができて本当に嬉しい!


公演中、終演後、そしてこの記事を書いている今も、次から次へといろんな感情が湧き上がってきていて、正直感情の整理が追いついてません。そのくらい衝撃で。未だ嘗て見たことのない、知らなかった姿がたくさんあって。髙木雄也だけど髙木雄也じゃない。「ウィリアム・シェイクスピア」がそこには存在していて。声、話し方、表情、視線…すべてが「ウィル」として生きていて。


明日からもまた2公演目、3公演目…と東京で30公演、大阪で5公演を経ていく中で、どんな風に変化していくのかなぁ。楽しみ!!

怪我なく無事に、1公演1公演楽しみながら「ウィル」でいられますように。


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追記

最近はひかにゃんだったりおバカ扱いだったり何かと弄られることの多い光くんですが、舞台に立つ姿はやっぱり頼もしくて、八乙女光の凄さを思い知らされた。すごい。私の語彙力じゃ全然言い表せない。足りない。

「マーロウ」として居る光くんを見て、デビュー後の数年間、嫌われ役を買ってでもメンバーのために行動していたことを思い出しました。

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何はともあれ、舞台初日お疲れさまでした。ストーリーもめちゃくちゃ面白くて(喜劇っていう意味ではない)、お芝居を心から楽しめたから、気付けば2時間半あっという間だったなぁ。出演者の皆様、スタッフさん、素敵な時間をありがとうございました。